Amazonの領収書と電子帳簿保存法 — ダウンロードは必要か、ファイル名はどう付けるか

最終更新 2026-09-24 | 5分で読めます

事務用品や機材をAmazonで買う個人事業主・小さな会社は多いはずです。Amazonの領収書は紙で届かず、Web上で表示・ダウンロードするものなので、電子帳簿保存法では電子取引に当たります。この記事では、国税庁の一問一答をもとに「どこまでやれば足りるか」と「実務でいちばん楽な保存方法」を整理します。

結論:PDFで落として「日付_Amazon_金額」で保存する

20260918_Amazon_12760.pdf (注文日・取引先・注文合計)

これを月末に1回まとめてやるのが、手間と安全性のバランスが一番よい方法です。

必ずダウンロードしないといけないのか

国税庁の電子帳簿保存法一問一答(電子取引関係、令和7年6月)の問45は、ECサイトで購入し、購入者の管理ページから領収書データをダウンロードできる場合について、そのECサイト上で領収書データを随時確認できる状態なら、必ずしもダウンロードして保存しなくても差し支えないとしています。ただし条件があります。

それでも、次の理由でダウンロードしておくことをおすすめします。

ダウンロードの手順(パソコン)

  1. Amazon にログインし、「注文履歴」を開く
  2. 対象の注文にある「領収書等」または「請求書」を選ぶ
  3. 「領収書/購入明細書」(表示名は時期により変わります)を開く
  4. ブラウザの印刷機能で、送信先を「PDFに保存」にして保存する

Amazon の画面表記は時期によって変わります。見当たらないときは Amazon のヘルプで「領収書」を検索してください。スマートフォンのアプリからは発行できず、ブラウザ版からの操作が必要とされています。

月に何件もある場合は、いったん全部を1つのフォルダに落としてから、電帳法リネームにまとめてドロップすると、注文日・金額を読み取って 日付_Amazon_金額.pdf に一括で付け替えられます(取引先の表記は「Amazon」に統一する設定も可能です)。

注意が必要なケース

ケースどうするか
マーケットプレイス(出品者)から買ったインボイス(適格請求書)の発行者は出品者です。領収書に出品者名と登録番号が載るので、取引先を出品者名にするか、「Amazon_出品者名」のように両方入れる
代引き・コンビニ払いAmazon の領収書が出ない場合があり、配送業者・コンビニの受領書が証憑になる(紙なら紙の保存、スキャンするならスキャナ保存の扱い)
1回の注文が複数回に分けて発送された発送ごとに領収書が分かれることがある。ファイル名の末尾に _2 を付けて区別する
返品・一部キャンセルがあった差し替えではなく、返品の記録(返金の明細)も別ファイルとして保存する。元の領収書は消さない
Amazonビジネスを使っている請求書の一括ダウンロードや購買分析の機能がある。件数が多い会社は検討の価値あり

忘れがちなもう1つの要件

ファイル名を整える(検索できるようにする)のと別に、「改ざんしていないこと」を示す事務処理規程も必要です。国税庁のひな形に名前と日付を入れるだけで作れるので、事務処理規程ジェネレーターで30秒で済ませておきましょう。

ファイル名の付け替えは、手作業でなくても済みます

「電帳法リネーム」は、請求書・領収書のPDFを置くだけで 取引年月日・取引先・金額 を読み取り、20260921_㈱霞商店_110000.pdf の形に一括で付け替えます。処理はブラウザの中だけで行い、ファイルはどこにも送信されません。累計30件までは無料です。

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